山口県徳山総合庁舎の建替えについて
2002年1月29日(火) 18時より20時分
徳山駅ビル2階 市民多目的広場

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コーディネーター
ありがとうございます。では今の古田先生のお話を受けて、石丸さん、どのようにお感じになりましたか ?  気持ちのよい空間とか、専門家としてどのような感じをお持ちになったか教えて下さい。

石丸和広さん
先程、木村先生のほうから歩いて暮らせるまちづくりというお話もありましたが、
まちを歩いてみたいという気持ちになるのは、非常に景観がよかったりとか、ある程度歩くとくたびれますから、ちょっと休憩してみたいとか、また人と出会いたくてまちに出るということもあると思いますが、そういう場所がまちの中にちゃんとしつらえてあるとか、そこが魅力のある風景になっているかということが大事になってくるかと思います。
古田先生のご説明を聞いている限りでは、まだちょっと、特に屋外が貧弱なような気がします。このあたりがもっともっとグレードアップしていけるようならまちが活性化していくだろうし、地域に住んでいる方々にも地域とつながりをもって、愛着のもてる場にこの総合庁舎の場所はなるのではないかと思います。

コーディネーター
今、写真が出てますが、こういったところを含めて写真等、準備していただいていると聞いているのですが・・。

石丸和広さん
口で言うよりは、写真をお見せするほうが分かりやすいと思うので、この日本の一地方都市の徳山と比較するには相手が大きいのですが、世界にはいろいろ魅力的な場所がありますので、そういうところのいい面を参考にしながら、振り返ってこの徳山をもう少し良くしていければな、と思います。 
  ( スライド映写、説明 )
これはフランスのパリ、モンマルトルの丘のてっぺんに立っているサクレクール寺院、それとエッフェル塔。それとこちらは市の中心の古い建物が周りを取り囲んでいるようなところにある、ポンピオドーセンターという現代美術などの情報センターです。
3つの建物を見ていただきましたが、建物として完成しているのか、というものもありますが、このセンターもエッフェル塔も出来たときには鉄骨むきだしで、市民の中にはすごく批判的なことを言う人もありました。一見美しい建物でも、サクレクール寺院もそうですが、喧々諤々、あったわけで、要は、市民がまちに出来る公共の建物に関心を持ってまして、必ず何か出来ると市民が批判をする。結果的に次に何かを作ろうとすると、設計者は市民がうるさいから、必死に考えていいものを作らないと市民に受け入れられない、ということがあって、それが相乗効果となってまちに魅力のある場所がどんどん増えていく、ということがある。
パリはもちろん素晴らしいまちですが、一日にして出来たわけではなく、そういう市民と設計をする側が葛藤を積み重ねながら、今の町になってきた。

そういう意味では今回この総合庁舎が、見る限りでは非常に行政機関の建物だ、という雰囲気なので、もっともっと議論を重ねて、例えばこの色でいいのか、素材感でいいのかということを市民が声を出してもいいんじゃないか、と思っています。

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