| 2002年1月29日(火) 18時より20時分 徳山駅ビル2階 市民多目的広場 |
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| 古田先生 先程、石丸さんの写真を見て皆さん気づかれたと思いますが、素敵な場所という所には必ず人がたくさん集まってました。広場の中に人がたくさん写っている写真ばかりだったと思います。 そういう目で今度の庁舎の模型を見ると、あんなふうに集まれる場所はほとんどないんです。そういうものが自分の身近なところに出来て、なんとなく疎外感があって、中に入りにくくて遠回りして通り抜けていく。そういう生活が今から始まるとしたら悲しいと思うんです。 設計される側、県の担当者の方、一生懸命仕事されてるわけで、その結果がこうなってるわけですが、よく考えると設計される人、担当者の人数はわずかのはずなんです。もちろん専門的な、練った計画案が出てるとは思いますが、少人数の意見でまとめた建物ですから、気がつかない、まとめきれない部分がどうしても出ます。 私が設計しても外構の設計は一番最後ですから、後まわしでやっつけ仕事というケースがあるんです。模型自体も実施段階でどこか変わるだろうということがあるから、なんとなくやっつけ仕事的なところが匂うんです。 そういったときに担当者も意見を求めていると思うんです。専門家は自分の知識だけでものを見るから、ついつい視野が狭くなってしまう。そのときに、一般の方が、建築のことを知らないが故に言える意見というのが絶対あるはずで、それはムリだろうと思っても実はよく考えたら非常に妥当性のある意見というのは多い。それを専門家たちは自分から発見するのは難しい。ワークショップの中から拾いあげて初めてできることなんです。 それをやらずにこの建物が最後まで外構の計画までいってしまうということは、皆さんにとっても損失ですし、担当された県の方、設計の方にとっても、残念な結果となった場合には、自分たちの作品として誇れないものになったらかわいそうだという気がします。 皆さんがこれに意見を言って、採用されて実現したら、あそこは僕の意見でこうなったんだって自慢できるし、そうなったら行ってみたくなる。大事にしたくなります。 今回古い建物が建て替わりますが、前の建物もそんなに経ってないんです。2、30年くらいしか。ところが先程のヨーロッバの庁舎なんてのは200年、300年経っているものもあるし、その間、地元の方たちが大事に改修しながら使って、だからあんなに味のあるまちができている。自分たちが作り上げたものだから自分たちが大事にして守っていく。これがもし、お上からのお仕着せ、だったら自分たちから出向いていくことはなく、改修する費用がなくなって建物がみすぼらしくなっても、いずれなんとかなるよ、という自分たちのまちにありながら他人事のように、そういう意識になってしまったら残念ですね。 |
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