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  日刊新周南に連載中のリレートーク (2000年12月掲載)

馬耳周南風

    21世紀まであと何日?

 岐山通のイチョウ並木が冬仕度をはじめた。黄色く色づいた、歩道を歩くのもなかなかいいものだ。晩秋から初冬にむかうこの時期、季節の変化を感じさせてくれるイチョウ通は春の桜並木とまたちがった趣があり徳山にもゆっくり歩けば「けっこう素敵な場所があるじゃない。」とゆとりのない自分にがっかりしたりする。なんて、のんきなことを感じていたらいきなり冬将軍が訪れてしまい、一番冬仕度のできていない自分にがっかりしている。気がつけば12月もまんなか、あたりは一面クリスマス色である。日没ともなると市役所前の大交差点を渡った御幸通りの電飾は、はじめて徳山来られたかたには、「とにかく一度見てください。きっと病み付きになりますから。」といえるくらい綺麗だし、駅までつづく電飾並木はコートの襟を立てて歩く通行人も、愛を囁く恋人たちも「ホッ」とこころを和むませてくれるにちがいない。世界中が今世紀最期の「クリスマス」で沸き返る時、徳山もしっかり世界の流れに乗り遅れていないことはうれしい限りである。この日本人の文化、風物としてのクリスマスは21世紀になっても大事にしていきたいと思うのだが。

 さて、徳山の12月に欠かすことのできないクリスマス行事のひとつに、一昨年よりスタートした、旧駅ビル2階のサイトスからオンエアしている「treeFM762」がある。今年は日にち限定(12月16日、17日、22日、23日、24日)ではあるがオンエアーされるようだ。今回は「徳山冬のツリーまつり」協賛イベントととして駅ビル2階で催される「フリーマーケットIN徳山ツリーまつり」にあわせて開局するらしい。徳山の落ち込みを憂う徳山市役所の勇猛果敢な志士たち(臨時駅ビル警備隊だそうです。)が演出する「フリーマーケットIN徳山ツリーまつり」にはきっと多くの人たちが訪れることだろう。これを読まれた方はぜひ、12月16日、17日、23日、24日、お誘いあわせのうえ、駅ビル2階をのぞいてみてください。本紙紙上をお借りしましてお願いたします。「treeFM762」、「フリーマーケットIN徳山ツリーまつり」の紹介はこれくらいにして本題に入ろう。前述したイベントとも、クリスマスともあまり関係ないのだが、久しぶりに開く駅ビルにはたぶん、いや、きっと、いや、かならず多くの人が訪れるはずだ。そこで、まったく個人的な趣味であるが暮れゆく20世紀を惜しんで、「雑誌ポパイ」の創刊号から100号までの表紙をポスターにして展示する予定である。70年代後半に創刊された「ポパイ」はビジュアル系のコラム雑誌として、以後若者の文化様式に少なからず影響を与えてきたと思う。21世紀を目前にした今、徳山みたいな地方の小都市にもスニーカーショップがあったりするのは、この時期にその原点があるような気がするのだが…。

 1970年代後半から1980年初めまでの匂いをぜひ感じてください。

                                      戸倉茂雄


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