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  日刊新周南に連載中のリレートーク (2003年7月掲載)

馬耳周南風

  情報は誰のものですか?

 市民参画の原点は「市民との対話」とする市長の施政方針に、「市民参画は、まず情報公開が基本では?情報を共有していないと対等な立場での話し合いなどできない。」と見慣れない市会議員(もと新南陽?)が質問されていました。思わず、そのとおり!と叫んでしまいました。

 仕事から帰って食事の支度をしながらテレビのスイッチを入れると、たまたま周南市議会の中継をやっていたのです。市長は、「まちづくりの基本は市民との対話だと考えます。」とその議員に反論されました。確かに間違ってはいないけれど…。

 以前、市長とのまちづくりミーティングに参加して、がっかりしたことを思い出してしまいました。参加された方が長々と自慢話をされて、貴重な時間はすぎ、重要な課題については、ただ市長に伝えただけで、双方向な話し合いとは程遠い、というカンジでした。場所を考えた発言のできない市民も情けないし、有意義な進行をされない行政側にも課題が残ります。こんな“市長と市民とのふれあい”は、“対話”とはちょっと違う気がします。

 初めて「情報公開の請求」をしてみました。周南市の初めての議会というので注目していたら、初日から徳山競艇の大変な問題が出てきたからです。議会の中間報告書を見ると、4月20日に不足が判明し、それを当時の市長職務執行者に報告したのが5月21日だそうです。書類により報告したのが22日となっていたので、びっくりしてその報告内容の情報公開を求めたのです。

 この度の徳山競艇の話は、2つの重要な問題を含んでいると思います。ひとつは520万円も不足していた、という大問題。もうひとつは、その情報が、なぜ、すぐに市民に公開されなかったのか、という大問題です。5月22日といえば、周南市長選挙の直前でした。

 朝10時くらいに出されるだろうと予想された市長の施政方針が夜の7時頃になるほど大変な騒ぎになった周南市議会ですが、徳山競艇の件は調査機関を設けて解明し、市民の信頼を回復していく。という答弁で、もうシャンシャンとなるのでしょうか?選挙期間中に選挙民に重要な情報が公開されなかったことの深刻さをとり上げてくださる議員はおられるのでしょうか?

 昨日、情報公開の請求について、非公開の回答をいただきました。理由は、公開しないことを前提に職員から聞き取り調査をしているため…というようなものだったと思います。

 私は、犯人探しがしたいわけではありません。お金が不足していた原因や誰が責任をとるのか等々は、これからの周南市長の手腕に期待しています。私が知りたいのは、5月22日に市長職務執行者に報告された内容が、市民に公開できるほどの情報ではなかったのかどうかです。個人名は黒くぬりつぶされていてもかまわないので公開してもらいたいと思います。またまた初めての異議申し立てをしてみようかと思います。

 議会では、施政方針にある「市政に関する情報を適切に公開し」という言葉に、先ほどの議員さんがこだわって質問されていました。適切とはどういうことか?適切かどうかは情報を求めている側が判断するものではないのか?またまた、そのとおり!とつぶやきました。

                                      とくらたかこ


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