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  日刊新周南に連載中のリレートーク (2003年3月掲載)

馬耳周南風

  アメをしゃぶりつくさないで!

 オレンジ村も花ざかり〜とラジオからなつかしいリリィの歌声が流れてきて、なんだかうきうきしてきました。もう春なんだ!そして、私たちのまちにも"やっと"新しい季節がやってきますね。

 周南合併は是か非か、どんな枠組みがいいのか、なーんて論議が、どんなまちづくりの話にも、活性化のためのアイディアにもリンクしていて、もう、早くはっきりしようよ!と いらついた出口の見えない冬の時代が長く続きました。そのためか、私たち市民は冬眠のくせがついてしまったようです。何もかもあきらめて、もう何も変わらなくていいわ〜。という人ばかりになってしまったのでしょうか?市民の盛り上がりは今ひとつです。 

 合併まであと45日という看板を見ては、私もうかれて周南合併記念イベントなんか企画したいな。とちょっと思います。気分の悪い話題には目をつぶって、合併準備にはお金がかかるのよ。と明るい顔をしていたいです。でもでも、なんかおかしいじゃ、と思ってしまうのです。

 市町村合併を推進したい国の施策は「アメとむち」と言われています。合併特例債もそのひとつですね。そりゃあ当然じゃ、とか思います。苦しい思いをして合併までこぎつけた住民たちは、合併なんか考えないでのんびりしていられる住民(都心部に多い?)といっしょの待遇じゃあ、ちょっと悲しい。お隣だった市長村の方たちと仲良くしていかなくちゃ、と気をつかうんだから、少しくらいアメをなめさせてくれなくちゃ、つかれたんだからー。ってカンジです。甘いものをなめて体力を回復できたら、将来の借金も背負えるくらい元気倍増になるかも・・・

 でも、そのアメを一部の人たちだけにしゃぶりつくされたんじゃ、たまったもんじゃないわ。と、そろそろ冬眠から目覚めてきた市民が怒りはじめています。NTT徳山ビルの問題がきっかけのような気がします。そのあとから「なぜ2年のために議場を改装しなきゃいけないの?」とか、「議員さん用のイス100脚(単価8万円)も新調されるらしい。いくらアメとむちで2年間も現在の人数で残るとはいえ、調子にのりすぎでは?」とか、いろんなうわさがひろがっていて、市議会議員さんと首長さんへの不信感は、市民の間に深く広く浸透し始めているようです。

 市民の井戸端会議で文句ばっかり言っているのでは、エライ人たちには伝わってないんじゃないかと考え、先日、合併協議会総務部会に質問書を提出しました。その内容は後日また詳しくご報告しますが、提出して、行政の人と話してわかったことがありました。それは、私たち市民も勉強不足でよく理解していないことが多いってことです。合併にむけて準備中の職員さんたちには、もう当然のことのようになっている合併に伴う専門用語に、私をはじめとする市民はとにかく無知なのです。その上、これまでほとんどの人が無関心でした。

 そこのところを理解していただき、市民の知らないところで、どんどん決まっている調整事項で、ちょっとでも不安な声があがったら、合併準備作業を休止してでも、ていねいに対応すべきではないですか?深く広く浸透し始めた市民の不信感は、もう手のつけようもないくらい大きなものになりつつあります。

                                      とくらたかこ


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