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  日刊新周南に連載中のリレートーク (2002年 9月掲載)

馬耳周南風

    今年もふくの季節となりました。@

 ふく刺し大好き!な私は、夏の間もずっと、とらふぐの刺し身を酒のさかなとしてよく買いました。いつも行くスーパーたからの魚屋さんでは700円から800円です。たまに行く料理屋さんでも1年中ふく刺しが食べられます。最近「夏ふぐ」も注目されており、インターネットで検索すると85件も出てきました。でも、ホントにおいしいふくの季節はやっぱりこれからですね。

 昨年は、国の開催するインパクに「ふぐの魅力と地域文化」というテーマで出展した徳山市が、すくもちゃん(インパク徳山のキャラクター)は、徳山市の粭島(すくもじま)産 通称"シロ"と呼ばれる 内海モノの最高級とらふぐなのだ!と"徳山のふく"の存在を世界中にアピールしてくれました。

 それでも、ふぐといえば下関じゃ。と言われる市民のなんと多かったことか。たしかに下関の南風泊市場がとらふぐの取扱量で全国一を誇っています。"袋せり"も独特なため全国ニュースでよく紹介されます。伊藤博文が下関を訪問したさい春帆楼という料理店でふくを食べ、ふくが解禁となった話もあまりにも有名です。

 しかし、−粭島の「ふく」は、種類、品質共に最も優秀で上物とされ、上(かみ)のふく(周防灘のもの)としての代表的逸品で、下(しも)のふく(玄界灘のもの)の追従し得ない風格と味覚をそなえている−と徳山観光協会刊『ふくの栞』にあるように、徳山は最高級とらふぐの産地なのです。それなのに、これまでわざわざ下関に水揚げし、下関ブランドの一部をささえてきました。先日、講演会に来られた福岡政行先生も「徳山の人はのんきですねぇ。」と笑われていました。

 徳山ふく連盟の方に聞いたのですが、案外、"徳山のふく"は、東京の方で有名だそうです。"徳山のふく"は高級料亭に送られるからでしょう。岩国出身の弘兼憲史さんの「部長 島耕作」(モーニング2001年2/1号)というマンガにも、−山口県の徳山沖から最高級のトラフグのシロが大量に届いておりますので、フグの大宴会です。−と、とりあげられています。欄外に※山口県徳山市沖でとれるおなかの白いトラフグは絶品とされている。と説明されていました。"通"の方は知っているってカンジ?

 こんな全国に誇れるとらふぐの産地であることを地元の市民があまり認識していないのはもったいないな。と思います。インパクに寄せられたご意見には、高価で口に入らない、というものが何件かありました。そういう方のために徳山ふく連盟の方々が気軽にふくを味わえる企画をいろんなイベントで実施されています。次回は、"徳山のふく"を味わえるイベントをご紹介します。

 これを書いていたら、下関の初せりのニュース(あの手をにぎる袋せり)がテレビから流れてきました。最近多いホンモノを求める人のための雑誌には、大分や福岡のお店がたくさん登場して産地であることをアピールしています。徳山も負けてはいられませんね。

                                      とくらたかこ


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