ホーム馬耳周南風目次>とくらたかこ>次へ


  日刊新周南に連載中のリレートーク (2002年 3月掲載)

馬耳周南風

    Spring has come ! @

 滞納していた市県民税も無事納付し、確定申告も終わったら、せっぱつまった気もちが一気に楽になり、書きたいことがいっぱい出てきました。私の番まで待ってられなくて、割り込みします。

 今年ももうじき桜の季節。気持ちのいい風に吹かれて歩きたいのは、やっぱり桜馬場から旧体育館跡横の桜のトンネル。そこで気になるのは、秋から着工される総合庁舎。県議会でも発表されたので、地元へも詳しい説明があると思います。今さらながら残念なのは、ここにいたるまで設計内容の説明が地元にされなかったこと。
 この場所は、住宅地としては県内1の地価を誇る徳山のブランドです。その街並みの中にそびえたつこととなる新総合庁舎。地元のいろんな夢が盛り込めたはずなのに、議会の意向にしか顔を向けないのか、しっかり聞いてキャンペーンは、かけ声だけなのか。

 どうしても地元の声をあげておかなくては、と1月29日に駅ビルでパネルディスカッションを開催しました。(http://www.shunan.net/chousha/)集まられた住民の方々のご意見は理性的で、市民のレベルは高いと再認識した集まりでした。住民の方からこれまで無関心でばかだったな。という反省の声まで聞かれ、早い段階で正しい情報がうまく市民に伝わっていれば、すばらしい意見に集約できていただろうと、本当に悔しく思いました。

 私たちの取り組みが遅すぎるという批判も出ました。実施設計の段階で意見を出しても無駄ではないか…。たしかに今の段階で声をあげることは、いろんな方面に迷惑をかけることとなり、特に建築士仲間は、そのへんの大変さがわかるだけに慎重でした。でも、私は、本来私たちが主催して開催すべきものではないと考えていました。まだ基本設計が始まる前に、市民の意見を取り入れる場を設けてほしいと意思表示してきました。県からは市を窓口としてほしい旨の回答があったとの説明が市の掲示板に書き込みされています。でも、何のたたき台も示されないままに、いろんな意見を出せるほど建築に詳しい住民っていないと思います。

 周南地区でも"市民参加"という言葉が大流行ですが、参加の方法をきちんとデザインしてやらなくては、市民は参加したくても参加できず、なぁ−んだ、本当は参画させたくないのか、と勘ぐりたくなります。市民の気持ちはどこかの首長のように言い訳として使われるだけです。私たちは"市民参加"という言葉に癒されたい訳ではありません。

 市民参加させるための方法としてワークショップという手法も使われる昨今ですが、その内容もワンパターンでは困ります。今度、総合庁舎についての説明会が開催されるのなら、一方的な説明会ではなく、双方向性を目指していただきたいと思います。そのために、行政担当者の手腕が問われるところです。期待してます!

                                      とくらたかこ


 トップページへ