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  日刊新周南に連載中のリレートーク (2000年11月掲載)

馬耳周南風

    徳山の底力の卵たちが活躍したITフェア

 参加スタッフの思いが通じたのか、心配されたお天気もどうにかもった第51回徳山のんた祭、鼓笛隊パレードの音が聞こえると、子供の頃を思い出し、胸がどきどきしました。私は、ITフェアの会場にいましたので、外の様子があまりわかりませんでしたが、銀南街では"ふく"に行列ができたとか。えびす神社横のえびすぜんざいも昔ながらの場所で商店街のおばさんたちが炊き出しをしているっていうカンジで、お祭り気分を盛り上げました。やはり、徳山商店街が賑やかだと、心がうきうきしますね。

 時代に即応しようと開催されたITフェアは、準備期間が短く、今年は開催できるだけでもよしとしなくちゃ、という方が多かったのですが、せっかちな私は、"今"やることに意義があるのに。とちょっとむくれてました。地方の時代といわれながらも、やはり最新情報から取り残されている私たちに夢を与え、驚きをもたらすような情報・通信技術を集めたイベントとなってほしい。と期待したのですが、予算も準備期間も少なくては無理だったのでしょう。インターネット上では、東京で開催されるIT関連のイベント情報が花盛りです。IT革命は、地域間格差を感じない時代をもたらすはずなのに、現実は、さらに格差を見せつけられる結果となっています。

 それでも、最新技術を参加型で体感できる試みもありました。これからインターネットでの配信が一般的になっていくはずの動画の編集(NTT西日本さんが自社のPRよりもお祭りむけのイベントをと企画してくださいました。)コーナーでは、徳山の底力の卵たちが活躍してくれました。パソコンの急激な発達により、家庭でもプロ並みの映像コンテンツが作れる時代。でも私にはちんぷんかんぷんの世界なので、お祭りをビデオで取材してきて、すぐに編集し商店街のマップに(その映像データを)貼り付ける作業を数時間で処理し、発表するところまで終えられの?と不安でしたが、徳山商業高校の生徒さんは、すぐに理解され、ささっとこなしてくださいました。商店街のホームページを作られたりと活躍されていることは新聞等でも知っていましたが、日経インターネットアワード2000で話題の「この指とまれ」や三井物産と肩を並べて日本経済新聞社賞を受賞された徳山商業高校の生徒さんの実力を実際に見せていただき、この貴重な人材が周南地区から流出しないでほしいと感じた2日間でした。

 徳山小学校の生徒さんもお祭りの取材班でがんばってくれました。徳山小学校では、子供の時から自分たちの暮らすまちに興味をもって、まちづくりに参加する気持ちを育てようと学校をあげて取り組まれているようです。先生方も熱心で、徳山市のホームページのまちづくり掲示板を生徒さんに見せて考えさせようとパソコンを教室に置いていらっしゃるクラスもありました。先日の中国地区社会科教育研究大会の公開授業では、徳山パワーアップ隊(4年生)のクラスの公開授業にまちづくりの先輩(気恥ずかしい)としてお招きいただきましたが、子供の視点の柔軟さに感動しました。商店街の駐車料金無料は、誰の立場にとっていい取り組みですか?との先生の質問に、商店街にとっていい取り組みです。なぜならたくさんのお客さんが買い物に来てくれるからです。という生徒さんの答えにはっとしました。大人なら、買い物客にとって得なことと答えるでしょう。でも本当は、生徒さんの答えが真実だと思います。目先のことより長い目で見た商店街活性化の取り組みについて、もっともっと考えたいと思いました。

                                      とくらたかこ


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