6月議会にむけての「徳山駅周辺整備事業」に関する緊急アピール  
1. 目的・背景
 私たち 周南ねっと は、以前から中心市街地活性化や市民参画の推進を目的として活動してきた市民活動グループです。(活動内容は、別紙のとおり)

 2月に発表された「徳山駅周辺整備構想」を中心テーマとして“徳山のまちを考える連続フォーラム”を5月26日からスタートしたばかりですが、6月議会が始まり、駅周辺整備事業に関する一般質問も予定されているので、第1回フォーラムでの内容を反映していただきたく、参加者から出された意見を整理し、周南ねっととしての考え方を基本に、大きく2点にとりまとめました。

 新聞によりますと、JR西日本と市との協議の場がスタートしたとの報道もあり、具体化に向けて動き出したことは、大変喜ばしいことです。しかし、市民への説明は基本計画策定後との市長の意向が伝えられており、広報により募集されている市民の意見はどのように取り扱われるのか不安が増すばかりです。徳山駅周辺整備は、旧徳山市時代からの経緯もあり、市民の関心が高く、期待も大きい事業です。それだけに、より市民の意見が反映され、市民の理解のもとで事業が進捗することを強く希望します。

 一方で、合併後のまちづくりの根幹をなす計画であり、さまざまな市民の意見が計画のスピードを妨げる言い訳とされないよう、私たち市民も論点を整理して意見を出していくべきだと考えます。今後のフォーラムもなるべく短い期間で開催し、基本計画策定に具体的に生かせる意見交換の場となるよう、勉強会や話し合いを重ねる予定です。その前提として不明瞭な点については明確にし、改善できる点は速やかに対応していただく必要があります。その点で、この6月議会が果たす役割は大きいと考え、市民にわかりやすい、論点を明らかにする有意義な質問、誠実な答弁を求めるため、とりまとめた内容を緊急アピールとして提出します。

 私たちの主催する“徳山のまちを考える連続フォーラム”は、計画の実施を阻止するための場ではありません。周南市の歴史としても重大な位置を占めると思われる、この徳山駅周辺整備事業に期待し、それにより市民の元気や誇りが取り戻せる計画となるよう、多くの市民の思いを集める場でありたいと考えています。決して市政の混乱を目的とするものではないことを明確にした上で、@議会への陳情書提出は時期的に間に合わなかったこと、A市民へのオープンな議論を重視すること、の2点により、この緊急アピールを広く公表したいと思います。


2.市民の意見を聞く手続きについて
 市民参画が実効性ある形で実現するよう、以下の改善を求めます。

@計画に関する情報の開示・説明方法の改善
 市民参画の名のもとに策定された構想ですが、市民の意見が反映されて策定されたものとはいえないとの意見が多く出ました。ここまでは、必ずしも市民に対し十分な情報が提供されておらず、広報やホームページでの説明では不足していると思います。

A説明資料の改善
 概要版や広報等市民への説明資料に使われている写真やイメージパースは、構想の内容と必ずしも一致しないものもあり、市民に誤解を与えるのではないかという意見が多く出されました。市民に過大な期待を抱かせるような表現は見直しまたは注釈の追加を求めます。(印刷費等の出費を伴わない方法を望みます。) 

B市民の意見をどう反映させたか(反映させなかったか)のフィードバックの徹底
第1回フォーラム参加者より文章により出された意見は、すでに中心市街地整備課へ提出していますが、これまで出された意見や今後も出される意見がどう計画に反映されたか、反映されなかったかのフィードバックの徹底を求めます。

C 民間企業や市民の意見を聞く方法の改善
 第1回フォーラムを開催した後、これまでの中心市街地活性化推進室が中心市街地整備課になったことにより担当課の業務内容についての市民の認識に少し混乱があることに気づきました。市民が意見を出す担当窓口はどこなのかをもう一度明確にしていただきたいと思います。
 また、周南市としては、当然、計画に民間活力を導入して推進したい意向だと推察されますので、民間企業や団体等の相談専用窓口を設けるか、担当課担当者をわかりやすく明確にすることを求めます。

3.計画の内容について
 すでに、発表されている事業内容、スケジュールについても、市民から疑問の声が多い場合には、再度専門家を含めて議論をし、必要なら修正を行うよう求めます。特に、以下の点については、議会や専門家による徹底的な議論を求めます。

@計画の進行スケジュールの見直し
 今年度は駅北口広場、南口広場、地下通路、ボードウォークの基本計画づくりのための予算約2900万円が議会の承認を得ておりますが、この駅周辺整備事業の成否は、設計内容、デザインによるところが大きいと考えます。まず、駅に関する整備については、全体像を統一感をもって設計する必要があることから、全体のデザインが未定のなか、個別の設計を先行させる現在の進行スケジュールの見直しを求めます。

Aコンセプトについて
 この構想の基本となるコンセプトは、現在の徳山駅周辺にふさわしいのか、この点を重要視する議論がフォーラム参加者から出されました。過去の計画をひきずって時代認識を誤っていないか、徹底した議論を求めます。

B南北自由通路の必要性、駅南側の開発ポテンシャルの検証
 旧徳山市時代より多くの議論を残すこの点についても、明確な説明がほしいところです。フォーラム参加者からは、現状の道路網(自動車)では駅南側に新たな店舗等の誘致は無理ではないか、との意見が出ましたが、構想では南側に高い開発ポテンシャルがあると記載されています。このあたりの認識は正しいのか、議会や専門家による議論を求めます。

Cボードウォークについて
 名前からくるイメージ及び他都市での取り組み例により、市民に期待を抱かせるボードウォークですが、この計画では、堤防をはさんで道路側の高い位置にできる舗道であり、景観の面から見直しが必要との意見が出されました。バリアフリーの観点からも課題を残す計画であり、前項の駅南側の開発ポテンシャルの検討にも関連する内容です。整備を急ぐのは疑問が残ります。

D周南地域全体計画での位置づけ
 この区域だけの内容を議論するのではなく、周南地域全体の計画の中でのこの構想の位置づけを検討できるような視点がほしいとの意見も出されました。交通結節点機能の向上も目指した計画である以上、重要な論点だと考えます。市長の言われる基盤整備とは、どのような展望に基づいているのか明確にすることを求めます。

4.提出先
 周南市中心市街地整備課、周南市議会事務局、報道関係各社へ提出しますので、関係各位へ至急ご回覧いただきたく、ご協力願います。

    平成17年6月8日

                        周南ねっと 戸 倉 多 香 子  
⇒周南市中心市街地整備課からの回答 は こちら

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